生産者紹介
剣淵 生命を育てる大地の会
「食べ物は人の生命(いのち)のもと」
剣淵町は北海道第二の都市、旭川からさらに北へ約50キロ進んだ、名寄盆地の南端に位置します。
両側をなだらかな丘陵に囲まれていて、夏は30度と比較的暑く、冬は雪が多く寒さもマイナス30度と、年間の気温差が60度にもなる町です。
剣淵では、過去から未来へと子供たちに物語を伝えていく「絵本の里」と、生命と大地を繋いでいく農業、そして障害者を大切に地域の文化と経済に寄与する福祉、が重なり合う「心にゆとりと優しさのある」町づくりを進めています。
今では剣淵は「絵本の里」として全国的に有名となり、多くの人々が訪れるようになりました。
"めだたないが花は独特で樹形の美しさは理想的"と言われる、町名の由来である「はんの木」と同じように、剣淵はここにしか咲かない独自の魅力が息づく町なのです。
● 絵本の里の生命を育てる農業
絵本の里にふさわしい農業
「絵本の里」の活動を進めるなかで、町の主たる産業を支える農家の会員メンバーの間から「絵本の里にふさわしい農業をやろう」という話が持ち上がりました。
かつて湿地帯だったこのあたりの泥炭地質を克服するために、多種・多量の化学肥料や農薬に頼りがちだった農家のかたがたが、絵本の里づくりにかかわるなかで、「過去から未来へと子どもたちに地域の資産を引き継いでいくのが絵本の里の思い。自分たちもそれにふさわしい、未来へと持続する農業をやろう」という気持ちが生まれたのは自然な流れであったのかもしれません。
とは言え、農家にとって生産方法を一変するのは重大なことです。
真剣な議論を数多く重ねて、
「私たちは食べるものを生産している」
「食べ物は人の生命(いのち)のもと」
である事をあらためて確認した25軒の農家は、「絵本の里をつくろう会」から2年経った1990年に「剣淵・生命を育てる大地の会」を発足させました。
食べる側に立った、生命(いのち)のもとである農作物をつくることが、人や環境に優しく、さらには子供の未来を作ることでもあると、ジャガイモ、カボチャ、ニンジン、大豆などを、有機質・漢方等を用いた無農薬で栽培することになりました。
剣淵・生命を育てる大地の会農家のメンバー全員が、北海道有機農業研究機関のJAS認証を得ています。
化学農薬散布を行わず、除草剤も使わずに育てた、「安心と真心」の農作物を「生命のもと」と呼称し、食べていただくお客様の健康な食生活にお役立ちしたいという願いから日夜励んでいらっしゃいます。
「生命のもと」、安心して美味しく召し上がっていただける健康な作物を作るために、化学肥料や除草剤を使わず、すべての農産物を「有機栽培」もしくは「特別栽培」をしています。
もっとも大切なことは健全な土作りにあり、単に有機肥料であればよいというものではなく、気候風土や栽培作物に応じた生きた土作りが必要です。
毎年微量要素(ミネラル)にいたるまでの土壌診断(土壌分析)を行い、その上でバランスの取れた施肥設計に基づいての土作りを重ねています。


